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あなたはバイキング料理が好きですか? このバイキングは、すべて自分の目で料理を運ばなければなりません。どれがおいしいかのアドバイザーはいないのです。 当然のことながら、これまで料理にそれほど関心を持たなかったり、自分で作ったり、賞味していなければ、まずいものを食べることになり、つまらない時間をつぶすことになってしまいます。 これからの男の選び方は、このバイキング料理と非常によく似ています。なにしろ、自分でおいしい男を選ばなければならないのです。 これまでだったら、お見合い相手の写真は、誰か人生の先輩によって選ばれ、保証された男たちでした。この反対の場合でも、「選ばれた女」としての自分の身上書と写真が、結婚を希望する男のもとに提出されていたのです。ところが今では、結婚相談所的なところにそれを提出すると、会員であれば誰でも名乗りを上げることができます。 この会員は、人生の先輩や知人によって選ばれた男でもなんでもない、見知らぬ人たちです。 なかには飢えた狼のような男がいて、お見合いと思っていたら、その日のうちにラブホテルに連れ込まれる、といった騒ぎになることすらあります。つまり、まだ男と一回もデートしたことのない女性でも、自分の目で男を見定めなければならないのですから大変です。 そうだとしたら、もっと早いうちから男を見定める目を持ったほうが、安全であり、たしかです。その点、いまの二十代後半から三十代の女性たちより、十代の若い女性たちの目のほうがしっかりしています。もしかすると、ベッドインの男の数は、十代の女性たちのほうが多いかもしれません。 彼女たちは恋人とはセックス、男友だちとはエッチと分けています。セックスは心と体の満足、エッチは体の満足だけと、はっきり分離しているので、男を見る目も肥えています。 なまじな男では恋人にしません。それだけにエッチ友だちは10人もいるのに、彼氏募集中というケースはざらにあります。ところが古い道徳観で育ってきた三十代の女性になると、セックスもエッチも関係なく、たった一人の男を永遠に恋人と思ってしまうため、つまらない男のために、大切な人生を棒に振ってしまいます。 そこで、エッチ友だちと恋人に分類することを、まず心がけましょう。 念のためにいうと、選び方は何通りもあります。エッチで体を満足させてくれる男もいれば、文化的程度が高く、心を満足させてくれる男もいます。あるいは地位、金銭面で満足させてくれる男もおり、それらのどのタイプを夫にするか、それても遊びのパートナーにするかは、あなたの自由です。 というのも、性の満足が得られないという理由で離婚する女性もいれば、毎晩帰ってくると、そればかりで、私夫の性の道具ではない、という、まったく正反対な理由で別れる妻もいるのですから、いちがいには決められません。 最近の傾向は、エッチをすることで不満の炎を消したい女性と、音楽会やおいしいレストランに連れて行ってくれる、人間的で文化の香りのする男性がほしい、とする女性に二極分化しているようです。 |
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