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いまどきの男が、妻一人しか相談相手しかいないようなら、その男は社会的存在として、非常に弱い立場に立ってしまうものです。 「私にはそんなむずかしい問題は分からないわ。誰かに相談してみてよ」 と妻が答えたら、相談相手、悩みを打ち明ける相手のいない男性は途方にくれてしまうでしょう。同じようなケースが妻の場合にも出てきました。 「オレは忙しいんだ。そんな問題は誰かに聞いてくれよ」 こういう夫がふえてくると、妻はどうしても社会的パートナーを持たざるを得なくなってきます。これまでは夫の浮気をある程度認めていた妻たちが、ここにきて、自分もパートナーを持つことで、浮気が公認になろうとしています。 つまり時代の変化が、妻に生活者としての夫と、社会的、文化的存在としての男を必要とさせたようです。 それは必然であり、むしろ家で、夫の遅い帰りをイライラしながら待って、怒り狂う妻のほうが異常に映ってしまいます。その結果、離婚しても、次に再婚した場合でも同じような状況になるのですから、バツイチがふえれば、当然のことながらバツ二がふえるのです。 ここで賢明な人妻たちは、自分も社会的パートナー探しに出発しました。だから生活者の夫と違い、こちらは文化的にいい男でなければならないのです。 独身女性にアドバイスするとするなら、社会的、文化的ないい男探しをして、その男と結婚しようとする努力は捨てるべきなのです。生活者の夫は、できるだけ稼ぎのいい男であればよく、自分の趣味に合ういい男は、もう一人、外でゆっくり探せばいいのです。 「そんなバカなことはできない!」と怒る女性たちもいるかもしれませんが、すでにこの考えを実行している二種類の女性たちがいます。十代の女子学生たちと女子アナたちです。 彼女たちは、現在の時代の流れをいち早く見抜いて、それに適合した男の見つけ方を実行しているのです。 |
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