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十代の女子学生のほとんどは、彼氏とボーイフレンドを分離しています。彼氏には恋人としての位置にふさわしいタイプを一人だけ選び、ボーイフレンドには遊びとベッドインの関係にふさわしい男を何人も用意しています。 おそらく結婚しても、何の疑いもなくボーイフレンドは持ち続けるのでしょう。 ある人が、何人もの女性学生に、 「それはおかしいんじゃないか? 結婚したら男は夫一人にしなけりゃ」と言ったところ、 「えっ? なぜ? なぜほかの男とつき合っちゃいけないんですか? 夫は夫、ボーイフレンドはボーイフレンドで、ちっともおかしくないじゃないですか? 夫一人とずっと一緒にいるなんて考えられない!」 ほとんどの女子学生がこういう考え方をしているようです。つまり、これが新しい道徳になってきているのかもしれません。 考えてみれば一夫一婦制も、時の為政者によってつくられた道徳であり、かつて平安朝の時代は男も女も自由な男女関係を維持しつつ、結婚生活をしていたのです。 女子アナたちも近頃は、スポーツ選手と結婚していますが、これこそ「稼ぎ」から選んだと思われる男たちばかりです。夫が外で浮気しようが、そんなことでは離婚しません。それは予定内の行動であり、行為だからです。 当然のことながら、その代わり自分も外に社会的、文化的パートナーをもつことでしょう。そうでなければ、高校出身の体育会系の夫と教養的にも合いませんし、一緒にいられないでしょう。彼女たちはみごとに政教分離ではありませんが、夫とパートナーの分離を成功させています。 こう見てきますと、いわゆるサラリーマンの奥さん方が一番遅れた男女関係、結婚関係を維持している、といってもさしつかえありません。だから悩みが大きいのです。 このような新しい男女関係が絶対に正しいとはいえませんが、この新しい関係でなければ、悩みがなくならない女性がいることも確かです。 そうだとしたら、一歩踏み出してみましょう。その代わり、自分の好みのいい男を探すのですから、これまでのように「選ばれる女」でいるわけにはいきません。 あくまで自分から声を書け、誘い、口説く、という積極的な姿勢を貫かなくてはならないでしょう。 |
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