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お金の扱い方を見るだけで、男としての器量が分かり、いい女はそんな器量のあるいい男に惚れるのです。 世間ではよく、「あの人はお金にキレイ」とか「あの人はお金にキタナイ」などと言っていますが、お金にとってはいい迷惑で、お金そのものに「キレイ」も「キタナイ」もありません。 あなたが道端にある石に転んで1万円を拾っても、あるいは汗水たらしてバイトをして1万円を稼いだとしても、1万円は1万円の値打ちしかありません。 要は1万円で、サービスやモノを買える購買力は同じなのです。 それなのに、お金の使い方で価値が決まるのは、「それをギャンブルですべて使ってしまうような使い方をしたか」とか「貯めたお金を有効利用してお金を殖やしたか」、あるいは「貯めたお金をすべて東日本大震災の被害者に寄付したか」などによるのです。 「あなたが昼夜の別なく、昼はバイトにいそしみ、夜は夜でスナックで働くなど苦労に苦労を重ねて得たお金を、無駄な出費を極限まで切りつめ、そして節約を重ね、やっと100万円が貯まったと思いきや、その100万円を一晩で気前よく使った」と聞けば、何でそんな馬鹿なことをしたのだろうと、普通の人は思うでしょう。 ですが、ここで大事なのは、その100万円をどのように貯めたかではなく、その100万円をどのように使ったかということです。 なぜなら、その100万円は将来、事業を起こす際の投資に使ったのか、あるいは、その100万円は人を助けるために使ったのか、あるいは会社の命運を分ける出費かもしれません。決して無駄遣いとは言えない使い方もあるのです。 「苦労して貯めたお金なのだから大事に使うべきだ」という考え方は、お金を自分が支配していると思っていても、本当はお金に支配されているとも考えられます。 要は、そのお金の使い方が大切なのであって、貯め方ではありません。 人によっては、非常にきまじめで手堅い生き方を目指し、ギャンブルをするとか遊びにお金を一切遣うようなことはせず、そのうえ無駄な出費を一切しない人もいます。 そういう人は、お金を貯めるだけ貯めて、それを有効活用せず、貯めるのが目的になっているような場合も、お金の扱い方を知らない人です。 お金は有効に使えば使うほど、自分の財布に何倍にもなって返ってくるもので、「お金」を大切に扱う人を、「お金」はしっかりと見ているのです。 お金は天下の回りモノと言われるように、お金は有効に使えば使うほど、形を変えて自分に戻ってくるのです。 財布の紐を締めているだけでは、お金は泣いています。お金にとって財布の中は牢獄のようなものです。 |
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