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現役時代なら、たとえブランド品の高価な時計を買っても、さほど生活の心配をする必要はありませんが、退職しますと、毎月の収入源は年金が主となるため、いやでもお金の使い方を真剣に考えるようになります。 それは、たとえ退職金や資産があったにしても、限られた年収しかないと思えば、不測の事態に対応できなくなるかもしれないとか、この先、20年以上生きていたら、今の蓄えで十分だろうかなどと、いろいろと考えることが増えるからです。 基本的に年金での生活は、老後にぼけっと暮らす男には食い扶持になるでしょうが、死ぬまで男としての威厳を保ちたいと思っているいい男には、生活費を賄うオマケみたいなものです。 今の年金制度を取り巻く状況を見ていると、少子高齢化が進み、就労人口は減少しており、年金が毎年、確実に減らされています。それに消費税はアップするし、ますます老後は苦しくなるでしょう。 たとえば60歳で定年退職したとしましょう。 60歳とはいえ、まだまだ元気な年齢ですので、ゴルフぐらいは行けるでしょうが、わずかな年金では、経済的にむずかしい。 たとえゴルフをしなくても、たまには妻とリッチな食事をしたいし、酒が好きならつき合いもあるし、お酒代もかさみます。それに年齢を重ねてくると、モノを見る目も肥えてきますので、いいブランドの時計は欲しくなるし、毎日飲むコーヒーでさえもウェッジウッドのカップで味わいたいと考えるようになるものです。 たまには旅行もしたいでしょう。 これらは我慢すれば節約できかもしれませんが、持ち家のメンテナンスは待ってくれません。電化製品も買い替えしなければならない時期も迫っています。 これらが年金で賄えるでしょうか。絶対ムリです。 ですから国に頼るような生き方をするべきではないのです。 老後を快適に楽しく暮らすためには、自分で財を築くしかないのです。 退職金を崩しながらの生活は、昔のように平均寿命が短かったら、それなりの生き方はできたかもしれませんが、現在は、100歳ぐらいまで生きてしまう可能性は否定できません。そのときに退職金が底をついたらどうなるのでしょう。 ですから、先の見えない会社から、決まったわずかな給料だけをもらう生活ではなく、将来を期して、今から独立できるだけの技術を身につけておくことです。 男は死ぬまで自力で生きていかないと、他人に依存することとなり、男の尊厳は失われるのです。 |
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