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若い人は、役に立たない画一的な日本の教育を受けてきたため、個性が埋没して生きる目標すら見出せないまま卒業したのですから、これからは自分の好きなことを見つけ、そこから何かを学んで仕事に生かす必要があるのです。 そうしないと、その他大勢の中のひとりにしかなれないのが、現在の日本の姿です。 いい男でありたいのなら、映画、舞台、スポーツなどを熱心に見て、読書をするなどして、新しいアイディアとかイマジネーションを最大限に膨らませなければなりません。 常識のみで生きてきたお年寄りは、「若いときには贅沢せずに清貧に甘んじろ」とか「若いときの苦労は買ってでも引き受けろ」などともっともらしく説教じみた話をするものですが、そのお年寄りの今の状況を見たら、年金生活だけでギリギリの生活をしているではありませんか。 若いときに苦労は買ってする必要などなく、もともと苦労する人は、過去にまいた自分の種を刈り取っているだけですので、苦労したから未来はバラ色などということはないのです。 企画会社で、新しいアイディアを創造しようとする人間が、本のひとつ、映画のひとつも見ないで、どうするのでしょう。 新しい顧客を開拓しようと考えている人なら、相手の趣味や興味のあることに、即座に反応して話を盛り上げることができなくて、どうして出世することができるでしょう。 あなたの周囲を見渡していても、映画をまったく観ない、本も新聞もあまり読まない、という男が出世していますか。 また、そういう人がどうしてできる人間とつき合えることができるでしょう。 人間は人柄だけで成功することはありません。 あなたがどんなに善人であっても、世間知らずでは出世できません。 確かに人柄は大切ではありますが、それに研ぎ澄まされた感性と知識、そして行動力が伴わなければダメなのです。 それらを獲得するためには、若いときにしっかり遊んでおく必要があり、少しでも時間があれば、仕事以外の芸術やスポーツ、音楽に親しみ、本なども空いた時間を利用して読むことです。そうすることで、感性や知識が磨かれて、いざというときにアイディアが次々と沸いてくるのです。 若い頃に、苦労すれば、必ずしも出世するわけではありません。 苦労している間に忍耐力はついてくるかもしれませんが、鋭い感性や豊かな知識は得られないのです。 |
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