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「ありがとう」と言えるいい女は、心の切り替えが早くできる人であり、いい男はこういう元気で前向きな女性に心惹かれます。 今は亡き島倉千代子さんの歌に「人生いろいろ」というのがありましたが、まさに人生はバラ色のように見えるときがあるかと思えば、一夜にして奈落の底に落とされるようなことだってあります。 そして、いいことと嫌なことは、交互に巡ってくるように思えますが、現実には、嫌な出来事のほうが多いものです。 だから、いやなことに出会っても、それを避けずに解決して前進する以外に方法はありません。でも、人生は不思議なもので、いやことから学ぶことのほうが多いのです。 嫌なこと、言い換えれば不運なことを、いい方向に変える方法、それには、「どうすればいいのか」と言われれば、早く心を切り替えて、「ありがとう」と心の中で感謝するのです。 「ありがとう」と、あえていやなことを前向きにとらえるのです。 人は嫌なことや不吉なことがあれば、自分のこれまでの言動を省みて、「あれが原因ではなかったのか」とか「あのとき、あんなことを言わなければ良かった」などと考え込んでしまうものです。 そういう詮索を一切やめて、いやなことに「ありがとう」と感謝するのです。 人は不思議なもので、前向きに考えることによって、いやなことを引きずらなくなります。くよくよ悩んでいては、いつまでたっても立ち上がることができません。そんなときに、心をすぐ入れ替えようとしてもなかなかうまくいかないものです。 だから、ただ感謝するのです。「ありがとう」と。 人がいやがる「悩み」とか「嫌なこと」というのは、その苦しみからいくら逃げようともがいてみても、苦しみのほうがあなたを追っかけてきて、そんなに苦しみを嫌わないでくれと、苦しみのほうがあなたに親近感を抱いて近づいてくるのです。 そして、人はそういう苦しみを解決しようとして、真正面からガップリ四つで真剣に取り組んで、その苦しみと格闘しているのですが、人生はすべてお遊びであり、人の悩みや苦しみは、あなたと遊びたいために、いろいろと演出や趣向をこらして、あなたに近づいてくるだけなのです。 ですから、「苦しみさん」、「悩みさん」、私のところに遊びに来てくれて「ありがとう」と言って遊んであげたらいいのです。 いやなことは、あなたの先生なのです。今まで気づかなかったことに、気づかせてくれたのです。「ありがとう」とつぶやいて、その出来事が自分に何かを教えてくれたのだと感謝して前進あるのみです。そういう女性に男は惹かれてしまうのです。 |
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